松井一代さん/加護亜依さんの命式

著名人の命式

松居一代さんの命式

船越英一郎さんと離婚訴訟を繰り広げた松居一代さんです。

戊土の岩山の星ですが、午月に生まれて月令を得ていながら同時に余計な火星が多い命式です。

出生時刻が不明ですが年月日で明らかに身旺に過ぎます

こうなると山は山でも活火山のような荒れた姿に変わります。旺火炎上して一点の潤いも無い命式ですから「怒りの感情」がコントロールできなくなります。

男性は陽性、女性は陰性ということから、太陽(陽の陽)である火が男性性、太陰(陰の陰)である水が女性性を示すのですが、この命式には女性らしさ・情愛の深さを司る「水星」が全くありません。

さて、この命式にとって「良い五行」は何でしょうか?

ちまたの「五行バランス論の四柱推命」であれば、日干が身旺ですから「弱める五行」が良いので、金=食傷、水=財星、木=官殺の3つが「用神」になります、などと言うでしょう。

しかし、この命式の場合、実際に「用神」として用いられるものは「金=食傷」だけです焼けている土、強旺になっている土の気を抜いて、冷却してクールダウンするものが「真の用神」です。

年支に酉金がありますが、よく見れば分かるように、丁火で剋され、午火で剋されしていて死滅しているに等しい状態です。機能はしていないけど、用神の五行が付いていただけまだマシという程度です。

実際に、この方の大運を見れば分かるように、申・酉・庚の後天運を行って金星が有力になっている間だけは女優業も好調だったはずです。

しかし、用神の金は48才あたりで完全に去ってしまい、53才からは壬子の喜神が専旺干支でやって来ました。「水火の激沖」を起こして離婚訴訟バトル勃発して、結果として芸能界からは干されました。

「水の財星」はあくまで「喜神」でしかなく、有力な金星が無いところに水星だけが単体で来ても良い作用にはなりません。さらに「木=官殺」は火に油を注ぐ「悪神」としてしか作用しません。

「身旺」であって「3つの五行」(金水木)が「良い五行」であるように見えても、実際に「用神」となってくれて無条件の開運作用を及ぼすものはただ1つだけなのです。

加護亜依さんの命式

こちらは春の寅月に生まれ、地支が完全な東方合になり、月干に悪神の甲木が出ている食傷大過の命式です。身弱の命式ですね。

この命式において「良い五行」は何なのでしょうか?

ちまたの「五行バランス論の四柱推命」であれば、日干が身弱ですから「日干を強める五行」が良いので、金=印星、水=比劫、の2つが「用神」になりますと言うでしょう。

しかし、大運をよく見てください。日干を強める「壬子や辛亥」が来ていましたが「良い事象」になりましたか?かえって問題行動を起こしていませんか?

この命式の場合、「忌神」は「木=食傷」ですから、その毒性を中和して抑制するためには、先に「庚金=印星」で制御をする必要があります。多すぎる樹を切って切って整理しなければ、歪みをもたらしている問題の根本原因が解消しません。

「庚金の印星」は「用神」になりますが、「水の比劫」はほとんど「悪神」に近い作用をする「喜神」でしかありません。

実際にモー娘で活動していた時期に、壬子の大運(比劫の専旺干支)が巡って一時的に身旺に近づきました。「単純な扶抑法」の視点からは「良い五行」とされるのでしょうが、実際には庚・申酉金によって甲寅木が制御されていない状態、すなわち「忌神」が野放図になっているままで、日干だけが身旺になればどうなるか?

忌神である「食傷」の悪さや歪みがかえって「水生木」と後押しされて拡大されるのです。

大運で「壬子」なんかが来て「身旺」に化けると、忌神の食傷に制御が掛からない=毒性や歪みが中和されていないままで、身旺の行動力や積極性を発揮するようになります。積極的に「食傷」の歪んだ毒性=考えないで衝動的に行動する、ルールを破る、仕事を解雇されるといった事象を発揮するのです。

このように、ちまたの四柱推命には単純な扶抑法だけで「良い五行」を決める傾向がありますが、実際には「扶抑用神論」だけでゴリ押ししているとたいてい誤占につながります。

命式の状態、十干の特性、季節との関係性をよく考えつつ、何が本当の用神になり、何が単なる喜神や悪神なのか?を正しく見分けなければなりません。

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