故・安倍晋三さんの命式について

著名人の命式

銃撃事件で亡くなられた安倍晋三元総理の命式を見てみましょう。生前から賛否両論があった人物ですが、皆さんはどのようにこの命式をご覧になられるでしょうか?

秋の酉月生まれで身旺の命式です。

庚日の身旺さんは用神の判断がとても難しいのですが、この命式は木星・水星を用神・喜神と定めます。そうすると、お分かりのように、年干と月干に甲木や癸水といった用神の類が付いています。

この命式の特徴は、天干に並んでいる星と、地支に並んでいる星が大きく乖離している点にあります。

せっかく天干に用神や喜神の星が並んでいても、地支のどこにも繋がっていません。表面だけを飾っている星にすぎません。このような場合、いくら天干に良い星が付いていても「実態」が伴いません。

いかにも良い人を装って、他人や世間から良い印象を得ることには長けているのでしょうが、この人の本質を示すのは、むしろ地支の酉辰丑(金星)の連合体です。

月令を得て身旺であるにも関わらず、さらに方合や会局などして過剰に身旺に傾くのですから、非常な自信家であり、自分の考えは絶対に間違っていないという偏った信念ばかりが強く、我が身や身内友人の利益ばかりを贔屓するといった典型的な身旺の悪さが出てきます。

それを考えれば、奥さんの昭恵夫人が絡んだ森友問題友人に便宜を図った加計問題地元の支援者に利益還元しようとした「桜を見る会」問題などが、この人のどういう傾向性から出てきたものかお分かりでしょう。

大運では、戊己土を被りながらも、地支は用神の寅卯木でしたから、本当は大変な運でしたがいちおう半凶半吉で守られていたと見ることができます。ただし、泥土を被るのですから、汚職など不名誉な事件を次々と起こしたわけです。

この命式の長所をあえて挙げるとすれば、身旺ゆえに決断力・行動力がある点でしょう。それは強権主義、ワンマン独裁化と紙一重なのですが、政治家として自分の政治信条を貫いて、何かを決断して実現させるという点では、現在の岸田総理(霞が関の官僚任せの無責任主義・日和見主義)と比べるとまだ評価できる点だったと言えるでしょうか。

安倍政権の前半に関してだけは評価すべき点も多かったのではないかと思っています。

日銀の黒田総裁を適切に選んで、大規模な量的緩和(金融政策)を進めたのが「アベノミクスの実態」ですが、これは当時の経済状況を考えれば正しい選択だったと思います。

しかし、こういった金融政策はあくまでも一時的なカンフル剤であって、それ自体が産業や経済の実態を強くする作用はありません。一時的に景気が上向いている間に、産業構造の転換を進めたり、国際的に低い日本の労働生産性を上げる施策を行うとか、民間企業の足を引っ張っている霞が関(官僚機構)のリストラ改革を行うといった「実態経済部門の改革」を進めなくてはならなかったのですが、そうした宿題を安倍政権は8年間ずっと棚上げにしたまま行わなかった。

自民党の族議員霞が関官僚といった「身内」に甘すぎて、利権に切り込むような構造改革に踏み出せなかったのが、安倍長期政権の問題点だったと言ってよいでしょう。

その結果、霞が関の官僚機構(行政部門)が民間企業の足を引っ張っていたり、サービス業の労働生産性が他国に比べて著しく低いままだったり、という問題点がクリアされずに残された。

日本経済の実力はどんどん国際社会に対して低下していき、先進国の実質賃金はどの国でも上昇しているのに、日本だけは実質賃金が上がっていかない。それが今の結果です。

一方で、外交と安全保障についてはそれなりに評価すべきだろうと思います。

中国や北朝鮮といった周辺国の脅威を睨んで、日本の国益のためにグローバルな外交戦略を積極的に展開しつつ、クアッドといった安全保障の新しい枠組みの創設に尽力していた点は評価すべきでしょう。今の岸田総理なんかに比べたらよほど先見の明と積極性がありました。

なので、内政・外交のトータルで見たときに、安倍晋三さんが行ったことの害悪とプラスのどちらが大きかったのか?は判断が難しいところがあります。なので国民的にも評価が割れているのでしょう。(かと言って、税金を使って国葬をするほどの人物ではなかったのでは?と個人的には思いますが)

政権の後半になってから、オリンピック開催コロナ対応においてことごとく判断を誤ったことは間違いありません。アベノマスクの愚策は記憶に新しいでしょう。身内の利権に甘く、強権主義的にワンマン独裁に走ったことのツケが回ってきたのだろうと思っています。

そして、統一教会絡みの銃撃事件があり、祖父の代から続く統一教会とのズブズブの関係性が暴露されて「泥(不名誉)を上塗りされた」形になっているわけです。

大運から考えて、66才からの庚辰の大運は、元々が身旺の命式なのですから、別に急死するような運勢ではありません。庚辰の運で最も起こる可能性が高かったのは、強権主義や独裁化が行き過ぎて、安倍派や自民党といった身内の内部分裂や抗争(骨肉の争い)が起きていくだろうと思っていました。(実際に安倍派はすでに分裂含みの状態となっていますが)

ですから、今回の突然死は大運が原因ではありません。父祖から続く家系の因縁というか悪業の報いが自身に祟って跳ね返ってきたことの結果だと考えるべきだろうと思います。

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