岸田文雄の命式 ~自民党2021年総裁選から

著名人の命式

任期満了の衆院選が近づき、にわかに自民党総裁選の話題が連日ニュース等で騒がれています。

菅総理は退陣に追い込まれ、現時点では3名の立候補者による総裁選の構図となっているようです。岸田文雄、高市早苗、河野太郎の3名の名前が挙がっています。それぞれの候補者の命式から人柄や今後の運勢を見てみましょう。

岸田文雄さんの命式分析

まずは岸田文雄氏から

夏生まれで身弱の命式です。出生時分かりませんが、おそらくこのような時柱ではなかろうか?と推察できます。

この命式と大運の流れから言えることは、この人は主体性の乏しい=依頼心の強いキャラクターであるということ。何か自分自身に明確な信念や主義主張があって、それを貫徹していくようなタイプの人間性とは思えません。

身弱で財星が強いので、人当りはソフトでお人好しでしょうが、フワフワとした優柔不断さがあり、自力で立って物事を決していくような力強さはなく、有力者に頼ろうとする依頼心が抜けない人物だと見るべきです。

ということは、この人が総理なれば、自民党内の有力者(安倍晋三や麻生太郎)の言いなり政権になり、実質的には「安倍院政」(傀儡政権)になるのではないかと思われます。

安倍氏と岸田氏は、政治家として同期で、お互いに世襲議員同士で気心が知れています。安倍氏にとって、岸田氏は人畜無害で自分の思うように動いてくれる「扱いやすい手駒」なのでしょう。

ただし、命式で「壬丁丁」の厄介な妬合をしています。お金の問題や女性問題で気が緩みやすく足を引っ張られやすい特徴がある命式です。

現在の大運は「辛丑」の後半ですからさほど強い運気とは言えません。次の大運の「庚子」に入れば用神が力を持ってくるので、もしかしたら運良く総理の座が巡ってくるかもしれませんが、今回はさてどうでしょうか?

梯子を外されて退任に追い込まれた菅総理

菅さんの命式はすでに以前の記事で書いていますが、やはり予想通りに裏切りにあって捨てられたようです。

身弱にも関わらず、冬月生まれのために印星が悪神になってしまい、人の意見を聞かず、自分の都合の良い偏固した考えに凝り固まっていく傾向性が顕著でした。

前の政権を途中で投げ出した安倍晋三が、自分の影響力を残しつつ、

コロナ対策よりも「五輪開催」を何よりも優先すること

森友問題や河井案里事件(広島1.5億円の選挙資金)にフタをして責任追及させないこと

の2点を最優先課題として引継いだのが、菅内閣の本質だったのでしょう。

菅政権は安倍氏の意向に沿って、この2点をいわば忠実に達成した内閣でした。

しかし、衆院選という「国民の審判」が間近に迫り、いい加減なコロナ対応に対して世論の批判が高まり続ける中で、頼みの綱としてきた安倍氏からも、二階氏からも結局は裏切られて、結果として捨て駒にされたのでしょう。

今回の総裁選に向う過程で、ポロポロと政権内部から情報が洩れて、情報リークによって事態が大きく動くというある種の情報戦・諜報戦が盛んに行われています。

この度の総裁選の背景に見えるのは 3A(安倍・麻生・甘利)2F(二階)の権力闘争です。

二階を幹事長から降ろして、あわよくば政界引退に追い込みたい安倍サイドと、実権を手放そうとはしない二階サイドで激しく争う構図が見えてきます。

まず、最初に安倍陣営が「二階降ろし」を仕掛けます

岸田氏の総裁選出馬に当たって「党役員の任期制限」をぶち上げさせました。これは明確な「二階降ろしの合図」です。

人柄温和で人畜無害な岸田氏本人がこれを言い出したこととは考えにくく、総裁選を睨んで誰か外部が「入れ知恵」をしたのでしょう。岸田氏からすれば、二階降ろしを明言することで「3Aの支持」が得られます。

これで、岸田支持に一気に党内支持が流れることを恐れた菅総理は、まさかの勇み足で「二階幹事長」を降ろすという人事の愚行を犯しました。これが「二階氏の逆鱗」に触れたのでしょう。

面従腹背の老獪な二階氏は「菅総理は総裁選の前に、先に解散総選挙をしようとしている」という偽情報をマスコミにリークすることで、菅総理に対する党内のバッシングを煽ります。これによって、菅総理が総裁選に出馬しても再選する見込みが無くなって退陣へと追い込まれました。

このように、今回の総裁選の裏側では、3Aと2Fのバチバチの権力闘争が火花を散らしています。

安倍サイドの思惑はできれば、自分が意のままに傀儡できる岸田政権ができることが本意で、高市早苗はあくまで陽動隊(河野対策)です。

二階側は、石破氏もしくは反安倍サイドに回って候補を勝たせることで、院政を敷きたい安倍氏の影響力をできるだけ削いで、自分が裏で実権を握り続ける(勝ち馬の背に乗る)ことが目的でしょう。

<つづく>

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